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アルバイトをしている場合の確定申告に関するQ&A

  • 文責:所長 税理士 伊藤美穂
  • 最終更新日:2024年4月18日

アルバイトで貰える金額が少ないのですが、確定申告をする必要はありますか?

確定申告は、アルバイトの給料で一定金額を下回る場合には、必要ありません。

具体的には、アルバイトの給料の所得税の計算の際には所得控除という制度があり、基礎控除額48万円と給与所得控除55万円の合計額103万円以下であれば、所得税は発生しません。

そのため、年間の給料が103万円以下であれば、確定申告する必要はありません。

2つ掛け持ちでアルバイトしている場合には、確定申告する必要がありますか?

すでに説明したとおり、年間103万円以下の給料の場合は、所得税は発生せず、確定申告をする必要もありません。

しかし、ここで注意しておきたいのは、1つのアルバイト先で年間収入が103万円以下であれば確定申告する必要がないと考えてしまう方もいらっしゃるのですが、それは間違いです。

確定申告は、その人の年間の収入の合計額を計算し、所得税額を計算する手続きです。

そのため、掛け持ちしているアルバイトの給料をすべて合計して、103万円を超える場合には、確定申告が必要です。

なお、アルバイトの給料の合計額は、源泉徴収票で確認することができます。

副業でアルバイトしている場合には、確定申告する必要はありますか?

給与所得者の場合、通常、年末調整により税金の計算がされるため、確定申告をする必要がありません。

しかし、年末調整は、主たる勤務先でもらっている給料に関する税金の計算しか行われません。

主たる勤務先に、副業のアルバイトの給料の金額を伝えて税金の計算をしてもらうことや、副業先に主たる勤務先の給料の金額を伝えて税金の計算をしてもらうことは、税金の仕組み上行うことができません。

ただし、非常に少ない金額のアルバイトの給料であれば、具体的には年間20万円以下の場合であれば、確定申告は行わなくても良いことになっています。

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